UC-win/Road
リリースされたUC-win/Road Ver.19では道路編集機能が大幅に改良され、道路編集画面を開くことなく3D画面上で作成や詳細な編集が可能となりました。ここでは、新しい道路編集機能の概要について説明します。
1. 道路線形の新規作成・編集
1.1 道路線形の新規作成
3D画面上で道路を新規作成する場合、右クリックメニューの「作成」から「道路」もしくは「スプライン道路」を選択します。道路線形の方向変化点(IP点)を設置する場所を順にクリックし、最後の点をクリックしたら右クリックで「完了」を選択すると、初期断面が適用された道路が生成されます。
変化点に赤い×印が出ている場合は曲率半径等のパラメータの値と変化点の位置が両立できない状態なので、完了を選択する前に右クリックで「自動修正」を選択してください。パラメータを手動で調整する場合は、完了操作の後に変化点をクリックし、右クリックで「編集画面を開く」を選択すると編集画面が出てきます。道路関連の全ての編集操作が終了したら、リボンメニューの「閉じる」をクリックしてください。

1.2 道路編集メニューの使用
作成済みの道路を編集するには道路編集メニューを表示する必要があります。編集する道路をクリックし、右クリックメニューの「道路の編集」を選択することでリボンメニューに「道路」の項目が追加されます。道路を編集するために必要な項目を表示するため、「表示」のアイコンをクリックし、各要素にチェックを入れておいてください。見にくくならない限り、全てにチェックを入れても問題ありません。

1.3 平面線形の編集
道路編集モードでは方向変化点が赤色で表示されます。編集する変化点をクリックし、右クリックで「編集画面を開く」を選択すると、座標やパラメータ等の編集画面が出てきます。また、クリックした後にCtrlキーを押しながらドラッグすると、変化点をフリーハンドで移動させることができます。方向変化点で定義される曲線区間の範囲は黒丸で表示され、フリーハンドで位置を調整する際の目安にできます。編集が完了したら、右クリックで「道路再生成」を選択するか、リボンメニューの道路再生成アイコンをクリックすることで、道路形状が更新されます。
1.4 縦断線形の編集
道路編集モードの状態で、道路の高さを指定する縦断変化点はオレンジ色で表示されます。変化点をクリックし、右クリックで「編集画面を開く」を選択すると、勾配や標高、VCLといったパラメータを調整することができます。また、クリック後にCtrlキーを押しながらドラッグすることで線形上の位置の調整を、Altキーを押しながらドラッグすることで高さの調整が可能となります。

2. 断面の作成・編集
編集開始までの手順は線形と同様で、道路クリック後に右クリックメニューの「道路の編集」を選択します。
2.1 初期断面の編集
新規作成された道路には、0m地点に初期断面が適用されます。これを編集する場合は、道路端部に表示される青い輪郭をクリックし、右クリックで「編集画面を開く」を選択します。初期断面はそのままでは編集できないので、「複製と適用」を押して断面編集画面を開くか、別の断面を用意した場合は「断面名称」の右端をクリックして適用する断面を一覧から選択します。断面編集画面では従来通りの編集が可能です。
2.2 断面、Transitionの追加
道路の途中に断面やTransitionを追加する場合は、追加したい場所で右クリックし、「追加」⇒「断面変化点」「トランジション」を選択します。追加した後、変化点位置の青い輪郭をクリックし、右クリックの「編集画面を開く」を選択して編集が可能です。また、Ctrlキーを押しながらドラッグすることで線形上の設置位置をずらすことができるほか、リボンメニューで設置位置を入力して移動させることも可能です。
その他、断面の選択状態(輪郭が黄色くなっている状態)でさらに断面の一部をクリックすると、クリックしたノード(車道、歩道等)だけが黄色く選択された状態となります。その状態では、Ctrlキーを押しながらドラッグで横断方向に、Altキーを押しながらドラッグで上下方向に選択ノードを移動させられます。また、ノード同士の接続点も同様に移動させてノードの形を変えることができるほか、リボンメニューで横断面内のXY座標を入力して編集することも可能です。


3. 橋梁・トンネルの設定
橋梁およびトンネルの開始地点で右クリックし、「追加」⇒「橋梁」「トンネル」を選択します。初期状態では全長100mに設定されるため、右クリックした場所から100m以内に既に橋梁やトンネルがある場合は追加できません(終点側には追加できます)。開始・終了地点は橋梁の場合は水色、トンネルの場合は赤色の輪郭で示されるので、それぞれクリックして個別に位置調整が可能です。また、断面編集と同様にCtrl、Altキー+ドラッグによるノード及び接続点の移動やリボンメニューでのXY座標編集も可能です。

4.リボンメニューを使用した編集
道路編集モードを使用中は、クリックした対象に応じてリボンメニューにも編集画面が表示されます。方向変化点をクリックした場合は座標の入力が、縦断変化点の場合は勾配や標高等を直接入力できます。また、断面変化点、Transition、橋梁、トンネルの場合は設置位置の入力が可能で、断面、橋梁、トンネルのノードを選択した場合はテクスチャの設定等が、ノードの接続点をクリックした場合は横断面上でのXY座標の入力が可能となります。

(上から順に、断面、縦断、横断の各入力画面)
今回の改良により道路の作成・編集に要する時間が大幅に短縮されると思われますので、ぜひ新しい機能をご活用ください。