
「メタバースラリー大学 オンラインキャンパス」を開講
2026年5月16日(土)、全国の小中学生を対象とした「メタバースラリー大学 オンラインキャンパス」を開講した。人気の体験型イベント「ラリー大学」と連携し、オンライン空間でも遊びながらラリーの魅力に触れられる企画だ。

学長を務めたのは、50年以上にわたりラリーの普及に尽力してきた勝田照夫氏。WRCで活躍する日本人ドライバー・勝田貴元選手の祖父であり、全日本ラリー選手権で活躍を続ける勝田範彦選手の父でもある。1969年に全日本ラリー選手権チャンピオン、1975年に日本人として初めてWRCに挑戦。1983年の英国RACラリーでは、日本人初のクラス優勝を果たした。引退後も「新城ラリー」や「ラリージャパン」の立ち上げに携わり、長年の経験を生かして次世代にラリーの魅力を伝え続けている。MCは、WRCへの出場経験を持つ梅本まどか氏が担当した。

授業では、参加者がメタバース空間を移動し、○×クイズに挑戦。初めて参加した子どもたちもすぐに操作に慣れ、手を振ったり、踊ったりと、アバターのアクションを使って元気にリアクションした。
顔が見えないオンライン空間で、どのように授業を進めればよいのか。当初は少し不安を感じていた勝田学長も、スピーカーから聞こえる子どもたちの声や、梅本氏の明るい笑い声に背中を押され、次第にいつもの調子に。対面の授業とはひと味違うコミュニケーションを楽しんだ。

子どもたちからは、「ラリーはどうやってつくるの?」「どんなところが難しい?」「好きなラリーは?」など、鋭い質問が次々と寄せられた。クイズの難易度は前年より上がったものの正解率は高く、子どもたちの関心の深さがうかがえた。
大会期間中には、豊田スタジアムでリアル版の「ラリー大学」が開講された。会場では、タイヤ交換や、平らな紙から立体的なヘルメットを作るコーナーなど、子どもたちが夢中になって体験を楽しんだ。さらに「デジタル3Dスタンプラリー」や、ラリーカーを支えるメカニックの仕事を疑似体験できる「ラリーゲームチャレンジ」でさまざまな角度からラリーの世界に触れた。

ラリーカーが目の前を駆け抜ける迫力は、リアル会場だからこそ感じられる。一方、メタバースやゲームを入り口にすることで、子どもたちは遊びながらラリーを知り、デジタル技術にも自然に触れることができる。オンラインとリアルを行き来しながら、ラリーの魅力と奥深さを楽しく学ぶ機会となった。


