DX時代に必須のメタバースを構築
●新規価格:¥550,000~(税抜¥500,000~)
データ作成:別途見積
●リリース:2026年4月
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はじめに
Ver.6では、CityGML対応やモバイル操作性の改善を中心に、都市モデル活用とコミュニケーション基盤の強化を進めてきました。今回のVer.6.1では、さらに「科学技術データの可視化」「ユーザー体験の向上」をテーマに、研究用途からイベント活用まで、幅広い分野に対応する機能拡張を実施しています。
デジタルツインと大規模空間表現
2026年3月31日にリリースしたVer.6より、メタバニアF8VPSではデジタルツイン分野への対応を本格的に強化しています。以前紹介していたCityGMLインポート機能に加え、デジタルツイン活用をさらに拡張する以下の機能を実装しています。
3Dガウシアンスプラッティングへの対応
Gaussian Splatting(ガウススプラッティング)による3D表現にも対応しました。Gaussian Splattingは、多数のガウス分布を空間上に配置することで、高品質な3D空間を高速に描画する技術です。
フォトグラメトリや点群技術と比較して、実空間を忠実に再現でき、従来の3Dモデルデータを組み合わせることにより高品質なデジタルツインデータが提供できます。

[simonbethke/SuperSplat](CC BY 4.0)
カメラ操作の改善
弊社の3DVRシミュレーションソフト「UC-win/Road」で培われた操作性を参考に、大規模空間での移動や視点操作を効率化するため、カメラ機能の改善も行いました。SHIFTキーを押すことで移動速度を向上できるほか、右クリックによってクリック位置を中心とした回転操作が可能になりました。
流線可視化への対応
VTKフォーマットファイルのインポートに対応し、流線の可視化機能を追加しました。VTKは科学技術計算や流体解析分野で広く利用されているデータ形式であり、本機能により、風況解析、水流解析などの結果をメタバース空間内で直感的に表現できます。従来は解析ソフトウェア上で確認することが多かったシミュレーション結果を、ユーザーが自由に歩き回れる3D空間上で共有できるようになり、研究成果の説明や教育用途、合意形成支援など、さまざまな場面で活用可能です。

ゲーミフィケーション機能
新たに「コレクション機能」を追加しました。メタバース空間内で特定のアクションを実行することでアイテムを獲得でき、収集したアイテムは専用のコレクションページで確認できます。
これにより、展示会におけるスタンプラリー、教育コンテンツの達成管理、観光メタバースでの周遊促進など、ゲーム性を取り入れたユーザー参加型コンテンツの構築が可能になります。単なる空間閲覧だけではなく、「探索する楽しさ」や「達成感」を加えることで、より継続的な利用体験を実現します。

カルタを集めるたまなメタバースで活用したコレクション機能

今後の開発
今後のメタバニアF8VPSでは、デジタルツイン活用、マルチデバイス対応、AI技術との連携を中心に、さらなる機能拡張を進めていきます。
デジタルツイン分野では、都市モデル活用機能をさらに拡充し、都市空間内での情報可視化や解析結果の統合表示など、実務レベルで活用可能な機能強化を予定しています。また、津波シミュレーション可視化への対応を進めることで、防災・減災分野における活用も視野に入れています。シミュレーション結果を単なる数値ではなく、空間上で体験的に理解できる環境を提供することで、研究機関や自治体における活用を支援します。
さらに、マルチデバイス対応も重要なテーマとして開発を進めています。高性能PCだけでなく、比較的性能の低い端末でも大規模メタバース空間を快適に閲覧できるよう、LOD制御や動的ストリーミングなどの表示最適化技術を強化しています。表示するモデルを動的に切り替えることで、描画負荷を抑えながら広域都市空間を表示できる仕組みを整備し、より多くの利用環境でデジタルツインを活用できるプラットフォームを目指します。
AI技術への対応として、空間構築や設定作業を支援するデータ作成支援機能の開発を進めています。さらに、メタバース内でユーザーを案内するAIアシスタント機能にも取り組んでおり、施設案内や情報検索、ナビゲーションなど、より自然なユーザー体験の提供を目指しています。