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WRC国外レポート

WRC FIA 世界ラリー選手権 2026 開幕!
伝統のモンテカルロ、雪のスウェーデン。2026年シーズンが動き出す

Round 1 ラリー・モンテカルロ
1.22-25 Rallye Monte-Carlo

開幕モン開幕モンテを制したのは24歳のソルベルグ、最年少優勝でシーズンに衝撃

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2026年のWRC開幕戦ラリー・モンテカルロで、Toyota Gazoo Racingのオリバー・ソルベルグ(24歳)が総合優勝を果たした。コ・ドライバーのエリオット・エドモンドソンと共に、難コンディションの伝統イベントを制し、WRC時代におけるラリー・モンテカルロの最年少優勝記録を更新した。1970年に同じスウェーデン出身のビョルン・ワルデガルド(Björn Waldegård)が樹立した記録を上回る快挙である。

ソルベルグは最終日を1分以上のリードで迎えたものの、氷に覆われたヘアピンで一時マシンが逆向きになるミスを喫する場面もあった。それでも冷静に立て直し、最終のパワーステージまで安定した走りを続けて勝利を確定させた。ターマックラリーはこのマシンで初めてだったというソルベルグは「人生で最も難しいラリーだった。チームの信頼とサポートに感謝したい」と喜びを語った。

2位にはエルフィン・エバンスが入り、3位には世界タイトルを9回獲得しているセバスチャン・オジエが続いた。トヨタ勢が表彰台を独占し、2026年シーズンは最高のスタートとなった。ヒョンデ勢ではアドリアン・フルモーが4位で最上位となった。

またWRC2ではフランスのレオ・ロッセルがクラス優勝。勝田貴元はパワーステアリングのトラブルに見舞われながらも総合7位でフィニッシュした。

2026年のWRCは全14戦で争われる。

Round 2 ラリー・スウェーデン
2.12-15 Rally Sweden

開幕モンエバンス優勝、トヨタがスウェーデンで歴史的1〜4位

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2026年WRC第2戦ラリー・スウェーデンで、Toyota Gazoo Racingのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合優勝を果たした。エバンスは最終日を13.3秒のリードでスタートし、雪に覆われた最終3ステージを安定した走りでまとめ、チームメイトの勝田貴元に14.3秒差をつけてフィニッシュ。自身にとってラリー・スウェーデンでは3度目の勝利となった。

この結果、トヨタはエバンス、勝田、サミ・パヤリ、オリバー・ソルベルグの順で1位から4位までを占める圧倒的な成績を収めた。WRCで同一メーカーが上位4台を独占するのは極めて印象的な結果であり、トヨタは2010年のシトロエン以来となる「2戦連続の表彰台独占」という記録も達成。開幕戦ラリー・モンテカルロに続き、シーズン序盤で強さを示した。ドライバーズランキングでもエバンスが首位に立ち、マニュファクチャラーズランキングではトヨタがヒョンデに対して大きくリードを広げている。

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Source: WRC.com Photo: Red Bull Content Pool / WRC