UC-win/Road 18.1
道路事業・公共事業における合意形成を支援する3次元リアルタイムVRソフトウェアパッケージ
価格:Ultimate ¥1,892,000 (税抜 ¥1,720,000)/
Driving Sim ¥1,210,000 (税抜 ¥1,100,000)/
Advanced ¥968,000 (税抜 ¥880,000)/
Standard ¥660,000 (税抜 ¥600,000)
リリース:2026年10月
Quest連携 Touchコントローラー対応
UC-win/Road Ver.18.1ではQuest連携プラグインの機能を拡張し、Touchコントローラーへの対応を行います。

これまではQuest連携機能ではUC-win/Roadの描画をヘッドマウントディスプレイ上に表示することが可能で、各種操作はキーボードや別に接続したゲームコントローラーやステアリングハンドル型のコントローラーで行う可能でした。
UC-win/Road Ver.18.1では新たに、Questシリーズに付属するTouchコントローラーを使用して、自由操作・歩行・運転の操作を行うことが出来るように対応しました。
通常の視点操作では、スティックを動かすことで視点の前後方向、左右方向の移動に対応し、Touchコントローラーのトリガーボタンを使用することで視点の上下方向の移動も可能になりました。
歩行シミュレーション時はスティックを動かすことによって、歩行者の移動と視点の向きの変更が可能になります。また、歩行時の接触判定について改善を行い、ヘッドマウントディスプレイによる頭部移動を反映した地点で壁にぶつからないかのチェックを行うようにしました。
運転時はスティックを使用して、ステアリングの操作が可能になります。Touchコントローラーのトリガーボタンを使用して、アクセルペダルやブレーキペダルを操作することが出来ます。
シナリオ操作の拡張のために、Touchコントローラーのボタンをゲームコントローラーのボタンに割り当てることができるようになりました。つまり、シナリオの遷移条件にこれまでもありましたコントローラーボタンイベントは、Touchコントローラーの条件遷移にも用いることが可能になります。Touchコントローラーのボタンをどのようにゲームコントローラーのボタンに割り当てるかについては、設定画面で設定することが可能です。
シナリオ機能 HMD連携設定の拡張
Questのゲームコントローラー操作拡張に加え、シナリオ機能についてもHMDと連携した際のシナリオ作成における役に立つ機能を追加しています。
ひとつはシナリオイベントによるヘッドマウントディスプレイとの連携開始、終了動作の設定です。これまで、VIVEプラグインによる連携時にはシナリオイベントからのHMD連携開始、終了を設定することが出来ましたが、Quest連携機能でも設定が可能となりました。
もうひとつはシナリオイベントで手のモデルやコントローラーのモデルを表示するための設定が追加されました。この手やコントローラーのモデルはQuestコントローラーを動かすと、その位置に表示することが可能です。また、この手/コントローラーのモデルはシナリオの遷移条件で用いる衝突判定のモデルとして使用することが可能です。これらの対応によって、Quest連携時に手を移動したり、コントローラーで操作したりすることによって、シナリオの遷移を行うこれまでよりもインタラクティブなQuest連携シナリオを作成することが出来るようになりました。

ハプティクスプラグイン:機能アップグレード
ハプティクスプラグインでは、ハプティックグローブとヘッドマウントディスプレイを組み合わせて使用することで、ユーザーは手や指を使って3Dオブジェクトに触れたり操作したりしながら、仮想環境と直感的かつ自然にインタラクションすることができます。
WEART社のTouchDIVERを使用することで、ハプティクスプラグインはユーザーの指に対してオブジェクトの反力を再現し、表面の温度や質感を提示します。

物流拠点での荷物の取り扱い
主な適用分野は、作業環境の最適化などを目的としたシミュレーションおよび評価、ならびに作業手順の評価や反復練習を含むトレーニングです。
さらに、展示会や博物館においても、これまでにない高い没入感を持つVR体験を提供することが可能です。今回の新バージョンで拡張した内容を紹介します。
UC-win/Roadのシナリオとの連携
本機能により、VR環境内でユーザーがオブジェクトに触れた際に、UC-win/Road上のイベントをトリガーすることができます。
例えば、仮想空間内のボタンを押して機械の起動・停止を行ったり、別のシーンへ移動したりすることが可能です。
ヒューマンアバター

VR用の手のモデルをアバターモデルに置き換えることができ、ユーザーへの視覚的フィードバックを向上させ、VR体験のリアリティを高めています。ヒューマンアバターは、ヘッドマウントディスプレイおよびハンドコントローラーの動きに基づいて、ユーザーの動作に追従します。評価やトレーニングの用途においては、指導者がユーザーの作業動作をモニタリングし、適切に評価することが可能となります。
リプレイ機能との連携
本機能では、VR環境内におけるユーザーの動作やオブジェクトとのインタラクションを記録し、後から再生することができます。主な用途は、トレーニングおよび作業評価です。
今後の開発
より現実的で正確なVR体験を実現するため、衝突判定およびオブジェクトの物理挙動を改善する予定です。ヘッドマウントディスプレイを必要としない代替的なハンドトラッキング手法を検討し、例えばモニターの前に立った状態でもシステムを利用できるように検討を進めております。
J-LandXMLインポート機能
LandXMLインポート機能を拡張し、J-LandXMLの道路横断面形状インポートが可能になりました。具体的には、DesignCross SectSurf要素で表現される道路の横断形状のインポートに対応するとともに、J-LandXMLで定義されている道路断面の要素種別とUC-win/Roadの断面属性とのマッピングを提供します。これにより、J-LandXML形式で表現される道路モデルを簡単に可視化することができます。

また、断面属性のマッピングを編集することで道路モデルの見た目を簡単に変えることができます。横断面の属性管理画面で、編集したい属性要素を選択し、描画オプションのテクスチャを変更するだけです。例えば、SlopeCut「法面(切土)」のテクスチャを変更すると、図のように見た目が変わります。

トランジション作成の強化
従来、道路のトランジション区間内の断面は自動的に生成されており、ユーザーが直接操作することはできませんでした。そのため、図7のようにガードレールが正しく接続されない不自然な断面が生成されるケースもありました。これを改善するためトランジション前後の道路断面の構成点の接続を指定できる機能を追加しました。これで道路断面の構成を変更することなく、図7のような自然な断面を生成できるようになります。


この機能では構成点にブロックコードとコードという新たなパラメータを設定できるようになっています。
今後の予定
UC-win/Road Ver.18.1の新機能についてご紹介しましたが、次のバージョンであるVer.19.0.0に向けて以下の開発を進めてまいります。
F8-AI UC-win/Roadサポートの導入
UC-1シリーズに導入したAIサポート機能をUC-win/Roadにも追加します。ユーザーが入力操作や機能について疑問がある場合、製品内でAIとの対話を通じて即座に解決できるインターフェースを提供します。AIがすぐに回答を行うため、待ち時間を気にせずに問題に対処できます。
AI対話型データ作成支援機能
UC-win/RoadのデータをAIによって作成または更新する機能を実装します。アプリケーション内部のデータをAI(大規模言語モデル)が理解できるよう、MCPサーバーとの連携機能を導入します。例えば、「道路○○に照明の道路付属物を追加して」と自然言語で入力すると、その内容に基づいてオブジェクトを配置することができます。この機能により、既存の入力画面を詳しく知らなくても、意図する操作が簡単に行えます。また、走行シミュレーションのログをAIが解析し、運転の質や設計した道路の欠点を指摘する機能も検討中です。
点群モデリングによる道路作成機能
道路の線形を正確かつ効率的に作成できる機能を提供します。メイン画面で点群を確認しながら、道路線形や断面形状を3次元で編集できるユーザーインターフェースを実装します。これにより、操作の流れがスムーズになり、線形編集のために平面図画面を行き来する必要がなくなります。

道路断面のパラメトリック作成機能
点群から横断面形状を認識できない場合に備え、車線数や歩道幅、ガードレール、中央分離帯などの既定のパラメータを利用して道路断面を生成する機能を実装します。
J-LandXMLエクスポート機能
UC-win/Roadで作成した道路や河川について、J-LandXMLの仕様に沿ってエクスポートする機能を開発し、BIM/CIMとの連携強化を図ります。
Quest連携 OpenXRへの対応
現在、Quest連携プラグインはMeta社のQuestシリーズを始めとするヘッドマウントディスプレイとの連携を提供していますが、OpenXR規格への対応を進めることで、他のデバイスとの連携を行う予定です。
OpenXR規格はOpenGLや、glTFファイルフォーマットと同様にクロノスグループが策定しているヘッドマウントディスプレイや、グラス型デバイスなど、さまざまなVR・AR・XRデバイスを共通したソースコードで使用することが出来るようにするための規格です。OpenXRを使用することで、これまでよりも対応するデバイスを増やしていきたいと考えております。
また、各デバイスでは今後、機能を拡張する際にはOpenXRを通じて機能を提供する旨を表明しており、UC-win/Roadでこれらの拡張機能を対応する際もOpenXRを経由して対応していく予定です。直近の予定としては、HMDに搭載されたカメラの映像を重畳表示するパススルー機能への対応を進める予定です。
これらの新機能により、UC-win/Roadの使い勝手がさらに向上することを目指しています。今後の進展をお楽しみにしてください。