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フォーラムエイトのSDGsミッション

Vol.25 解析技術で実現する「設計の適正化」とLEED認証システム

ソフトウェア開発でSDGs に貢献!

フォーラムエイトは、2019年8月9日にSDGsミッションを公開し、ソフトウェア開発を中核とした持続可能な社会への貢献に取り組んできました。

製品の提供にとどまらず、企業活動全体を通じてSDGsに向き合う姿勢を大切にしています。

デジタルツインを展開するメタバニアF8VPSや完全クラウド型UC-1 Cloudの開発・提供とともに、ミッション内容を継続的に更新すると同時に、クラウド化や電子化による資源削減など、日常業務においても環境負荷低減と効率化を進めています。

フォーラムエイトは、「技術」「製品」「企業活動」を一体として、持続可能な社会の実現とお客様の価値創出に貢献してまいります。

第25回 解析技術で実現する「設計の適正化」とLEED認証システム

解析技術とSDGs

フォーラムエイトは、「解析技術による設計の適正化」を通じてSDGsに貢献しています。

今回は、国際的な環境性能評価システム「LEED認証」の体系を整理するとともに、3DVRプラットフォーム「UC-win/Road」や建物エネルギーシミュレーションプログラム「DesignBuilder」が持続可能なまちづくりに果たす役割をご紹介します。

LEED評価の仕組み

LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、米国グリーンビルディング協会(USGBC)が運用する環境性能評価システムです。

評価体系は、最低条件である「必須項目(Prerequisite)」と得点を積み上げる「加点項目(Credit)」で構成され、合計得点に応じて4段階の格付けが行われます。

近年では建築単体だけでなく、街区全体の計画を評価する「LEED-ND(Neighborhood Development)」や都市全体を対象とする「LEED for Cities and Communities」といった枠組みが重視されています。

評価カテゴリ

評価されるポイント

関連するSDGs

エネルギーと大気エネルギーの効率的な利用の推進sdg_icon_07_ja_2.jpgsdg_icon_13_ja_2.jpg
近隣街区のデザインウォーカビリティ、生態系の保全、
既存インフラ活用
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これらの評価を得るには、個別の設備の高性能化に加え、建物や街区全体のエネルギー消費量、周辺環境への影響を定量的な数値として提示する必要があります。

都市デジタルツインによる「まち全体の最適化」

フォーラムエイトは「UC-win/Road」を基盤とした都市デジタルツインを提供しています。

  • 環境アセスメントプラグイン:都市空間における「緑視率」の計算や、樹木の経年変化、冬至での時間毎の日影障害などをリアルタイムに評価できます。これにより、周辺環境と調和した最適な配置計画が可能となります。
  • 地域エネルギーマネジメント:都市モデルの属性情報(用途、面積等)を活用し、エリア全体のエネルギー需給予測や、省エネ対策の効果を3D空間上で可視化できます。
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建物が取得しているLEEDなどの環境認証情報を可視化し表示できる

建物単体のエネルギー解析

熱負荷や消費エネルギーの検証には、「DesignBuilder」が有効です。米国エネルギー省開発の「EnergyPlus」を搭載し、1時間単位の計算に基づいて自然換気や照明制御の効果を可視化できます。

UC-win/Roadと併用することで、建物個別の最適化に留まらず街区全体でのエネルギーマネジメントが可能となります。

持続可能なまちづくり・建築へ

デジタルツイン上で「まち全体の挙動」を把握できれば、コストを抑えながら環境性能を最大化する「最適化設計」が実現します。

こうした緻密なシミュレーションによる実践は、都市の持続可能性を担保し、SDGsの目標達成に大きく貢献します。

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